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2006年 年頭挨拶 

1月4日(水)に行われた当社社内年賀式における社長年頭挨拶を掲載します。


 海陸従業員の皆様へ

  皆さんあけましておめでとうございます。 
2006年の年頭にあたり、新年のご挨拶を申しあげます。 
  社長 荒木武文

 

 昨年を振り返ってみますと、国内では、景気も順調に回復して金融不安も消え、年末には株価も1万5千円を超えて、消費動向も改善に向かっているようです。海外では、中国は相変わらずの高成長を続けておりますが、米国、EUともに巡航速度の経済成長を続け、関心はむしろインフレ懸念にあるように見受けられます。今年の経済動向につきましては、国内では、景気が順調に回復した結果、デフレ脱却、量的緩和の解除、政策金利の上昇等が日程に上っており、増税とあいまって景気の腰折れを招かぬよう、慎重な経済運営が求められております。海外では、引き続き安定成長が続くものと思われますが、中国経済の資源浪費体質、過剰生産体質には注意が必要です。

また、海運業界をとりまく環境につきましては、外航船市況は、中国を中心とした船腹需要動向により波動がありますが、比較的堅調に推移しております。内航では、内需の伸びが緩やかなうえ、海運を含む運輸業界が、燃料油価格の高騰に悩まされ、厳しい状況にあります。

当社をとりまく環境は以上のとおりでありますが、今期は、燃料油価格の高騰による減益要因はありますものゝ、海陸従業員各位のご努力、船隊整備の進捗等もあり、売上高、経常利益、当期純利益とも過去最高を更新する見込みです。とはいいますものゝ、営業部門、管理部門それぞれに短期間に解決すべき問題や長期間にわたって実現すべき課題が多々あることは、皆さんがよくご承知のとおりです。これらの問題や課題に、ステップバイステップで地道に対処してゆくことが肝要です。当社は、今年、創立40周年を迎えますが、これも先輩諸氏が地道に汗を流し、営々と現在の経営基盤を築いてこられたおかげです。今年は、当社最大船型となる24型バルカーが海外社船として竣工しますし、また、釧路航路の新造大型化、日立/北九州航路の開設など新規プロジェクトがスタートしますので、次の10年間を見据え、創立50周年に向けて地道に汗を流していきましょう。

また、毎年申しあげていることですが、安全運航は当社存立の基本であり、すべての業務の最優先事項であります。お預かりした貴重な人命・財産を安全確実にお届けするのが、当社の使命であります。皆さんは、「ハインリッヒの法則」というのをお聞きになったことがあると思います。これは、アメリカの技師、ハインリッヒが労働災害の事例を分析した結果、「1件の重大事故の背景には、29件の軽微な事故と300件のヒヤリ・ハットがある。」という経験則を発見しました。「重大事故をなくすには、ヒヤリ・ハットの段階で対策を考え、実行していくことが重要だ。」と教えています。当社が、物流のベストパートナーとして引き続きお客様の信頼を勝ち得ていくため、担当部署のみならず全社員がこの法則を頭におきながら、安全運航に万全を期してください。

最後となりましたが、川崎近海汽船の更なる発展と、役員・海陸従業員ならびにご家族の皆様のご多幸とご健勝を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

                                 以上



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